2014年5月25日日曜日

ドイツ語で妻と夫

オーストリアの国語はドイツ語です。
ドイツという国の言葉という意味ではなく、ゲルマン民族の言葉としてのドイツ語です。
オーストリアのドイツ語はドイツという国の国語とはまったく異なる歴史を持っていますが、現在のグローバル化で急速に統一化というかお互いに通じる言葉になるつつあります。

前置きはこの程度で、最近気が付いたドイツ語の話です。

Kino_Sanは日本語で妻はFrau、夫はMannと習いました。
長らくこれらの言葉を使ってきました。
ホイリゲで見かけたご夫婦
Frauには「妻」の他に「女性」という意味があります。
Mannには「夫」の他に「男性」や「人」という意味があります。
英語のWomanとManですよね。
なので我が妻はmeine Frau、「俺の女」とも訳できるので日本語的感覚では違和感を感じつつも、オーストリアではそう言うんだと割りきってきたわけです。

ところが最近EhefrauやEhemannという言葉を聞くようになりました。
Eheは「結婚」という意味があるので、Ehefrauは「正式に結婚した妻」、Ehemannは「正式に結婚した夫」です。
これらの言葉も昔から使われていましたが、通常は正式に結婚した人もFrauとMannを使っていたような気がします。

オーストリアのカップルの有り様は日本とは違います。
正式に結婚(法律的な結婚)しているカップル
教会でも結婚しているカップル
一緒に住んでおり子供もいるけど正式には結婚していないカップル
などなど。。。

その辺りの区別の為にあえてEhefrauやEhemannを使う人もいるのかと思います。

Kino_Sanがオーストリアと関わりを持つようになってから25年ぐらいが経過しました。
オーストリアの社会も言葉も少しずつ変化してきました。
多分、日本の社会と言葉も変化し続けているのでしょう。

でも、EhefrauやEhemannは使い難い感じですね。

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