2014年9月16日火曜日

親孝行の話 あるいは 介護など その2

今日で終わりです。
明日からはワインかオーストリアの話です。

最近のKino_Sanは親孝行をしていません。
介護自体が親孝行という考え方もあるのでしょうが、まぁそれは別物と割り切っています。

旅行に連れていったり、美味しいものを食べさせたり、プレゼントをしたり。。。
そんな親孝行は止めてしまいました。

何故なら、決して喜んでくれないからです。
特にお父さんは

お母さんは喜んで、感謝してくれるので、少しはやってます。

両親を引取った年は沖縄へ旅行しました。
タクシーで空港往復
飛行機はプレミアムクラス
ホテルはホテル日航アリビラに2泊
夕食は琉球料理&和風料理のフルコースとフレンチのフルコース
タクシーを貸し切っての観光

でも、お父さんに言われました。

あんな所に行くんだったら、レストランで何回も食事をしたかった。
夕食?覚えてない。美味くなかったんだろう。

お母さんは行った時に青い海を喜んで、部屋の窓から眺めていたので、今でもテレビを見るとまた行きたいと言ってくれます。

誕生日や敬老の日に飲食店にも連れて行きました。
かなり高い料理も食べさせました。

でも、お父さんは言うのです。

プロやから美味しい。

プロという基準でしか考えてないので、今一だった料理も美味しいわけで、なんだかバカみたいな気分になってしまいました。

現在はお父さんとの外食は皆無です。
施設でそれなりのプロの料理を何時も食べているし、そもそも家にはあまりいないからです。

お母さんとは時々、近くのショッピングセンターで食事したりしています。
お母さんはアルツハイマー型の認知症で、多分数年のうちに動けなくなるので、それまでに石垣島に連れて行ってあげたいと思っています。
何時も、テレビに海が映ると食い入るように見て、また行きたいと言っているからです。

そんなこんなで親孝行はあまりしていません。
日々の介護で手一杯。
文句を言われてまで旅行やレストランに連れて行くのはもう嫌です。
プレゼントはしますが、それは必要な物をラッピングしてもらっているだけです。
パジャマとか着替えの服とかです。

なので、底のない井戸に石は投げません。

でも、貴方の両親が貴方に感謝するなら、それはそれでラッキーなことです。
どんどん親孝行をしてあげてください。

Kino_Sanは疲れました。

では、明日からは楽しいワインの話をしましょう!



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