2014年9月23日火曜日

待機児童と待機老人問題に思う 本気で解決する気はないんじゃないかな?

今日はお彼岸なので(理由にならないけど)、オーストリアかぶれワインショップ店長はお休みです。それを期待されている方は明日以降に訪問してくださいね。

日本の労働人口が減少していくそうです。(人口自体が減少しているので、そりゃぁ、そうだ)
労働人口を確保する為に女性の活躍出来る社会にしたいと、口当たりの良い事を言っている人もいますね。確かに、働いていない女性を労働社会に戻すのは良いアイデアだとは思います。
でも、一部の女性を幹部に登用しても、全体の雰囲気はあまり変わらないと思います。
それは30年も会社で働いていたら分かります。

私が会社員時代から言っているのは、待機児童と待機老人問題の解決です。
それを解決すると、「働きたいけど子供が。。。」と「親の介護で退職しなきゃ。」と言う人は働いてくれます。しかも、その人数って少なくないと思います。
でも、その問題はなくなりませんね。

何故なんだろう?

ずっと、ずっと、考えてます。

で、本気で解決する気がないんだ!!

という結論を得ています。
国家が本気で取り組んだら、この2つの問題を解決する事はそれ程難しいことではないと思います。施設の数や保育士さんと介護士さんの待遇改善も必要ですが、それも国家が本気で考えれば、どうにもならない事ではないと思うのです。

何故、そんな事を言うかですね。

まず、待機児童問題です。
日本って、少子高齢化してますよね。
子供の数はどんどん減っています。
でも、待機児童は減らない。

何故?

適所、適材じゃないからです。
必要な場所に保育園がなく、必要な保育園に保育士さんがいないからです。

これは国家や自治体は関係ないこと?

ある地域に今年生まれた子供の数って調べれば分かりますよね。
その数が分かれば、毎年の必要な保育園の数やそれに必要な保育士さんの数も試算できますよね。試算出来れば、あとは本気でその地域の保育園が受け入れられる児童の数を調整すればいいことです。施設の確保や保育士さんの労働保証の問題もあるとは思いますが、出来ない話ではありません。明日の事は分からないという話ではありません。

待機老人問題も同じです。
例えば今の60歳の人口は調べれば分かります。
そこから数年後に要介護状態にある人の数も試算出来ます。
亡くなったり、要介護にならない人もいるとは思いますが、およその試算が出来なくてそもそも国家予算なんて立てられないでしょ。試算したくないから、分からないのです。

まぁ、やる気の問題でもあります。
本気出して欲しいです。
でも、多分、待機児童と待機老人問題を解決するより、社会の女性幹部の数を増やす方が簡単で割安なのだと思います。(うん、どう考えてもね)

最後に、女性が働く事で一番ネックになっている問題を正直に話します。
日本の会社は長時間会社にいる事が出来る人材を優秀とみる傾向にあります。
極端な話、同じ仕事をしても、無残業の人よりは多く残業している人を優秀というか会社にとって良い人材と解釈しています。(本当は無残業の人がいいと思う。)
この考えをなくせば、子供もいる女性も、親の介護をしなければならない女性も、少しの時間でも社会に出て働く事が出来ます。
でも、30年働いていて、その考えは変わらないような気がします。

効率より拘束時間、その考えを捨てないと、労働人口は減少するしかないんじゃないかな?

あなたはどう思う?




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