2015年8月21日金曜日

命より交通を優先 事故にあって思った事

6月9日の朝に交差点を徒歩で横断中にバイクと衝突、2m程度飛ばされました。
幸いにも頭を打たなかった為、意識がありました。

思えば即死でも可笑しくなかった大変な事故です。

その大変な状態の時、どうしても納得出来なかった事があります。

多くの方、主に周辺を歩いていた方々だと思います。
直ぐに駆け寄り、私の安否を確認してくださいました。
それには深く感謝しています。

でも、バイクと衝突して跳ね飛ばされ、血だらけの私に対して、驚きの言葉を皆様が、殆ど同時に言われたのです。

「意識があるなら、交通の邪魔になるから、道路の端に行って」

「えっ?!」

とは思いましたが、遠慮がちに答えました。

「今は動かない方がいいと思います。自分では動けません。」

たまたま私の意識があり、しっかり答えていたから、大した怪我でもないと皆様思われたのかと思っていました。

でも、その数週間後にバイクと自転車の接触事故を目撃してしまいました。
なんと、血だらけの自転車の方を引きずっている人がいたのです。
交通の邪魔になるから避けていたのです。

「。。。」

思うのですが、事故です。
どちらに非があるか、警察の現場検証も必要です。
意識があっても、大怪我をしていて、動かすと危険な状態になる人もいます。
私も自身で歩く事は出来ませんでした。

でも、多分、交通が滞ってしまうのは困るというか、滞ってはいけないと思っている人が多いのでしょう。

私は救急車が来るまで動きませんでした。
正確には全く動けませんでした。
でも、ずっと道路の端に避けるように言われていました。

う~ん、命より交通が順調に流れる事を優先する社会、助けてくれた方々に感謝しつつも、納得出来ない日々を過ごしています。

やれやれ




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