2014年8月31日日曜日

アルフレッド・ライニッシュ・グリューナー・フェルトリーナー2013

Alfred Reinisch Grüner Veltliner 2013

テルメンレギオン(Thermenregion)ホイリゲでグリューナー・フェルトリーナーを注文する人はちょっとした変わり者かもしれません。
でも、ちゃんと栽培されています。
美味しいとも思うのですが、北部のそれとは傾向が全く違います。

ちなみにKino_Sanはテルメンレギオンのホイリゲでグリューナー・フェルトリーナーなんて注文しません。
だって、飲みたいワインが他にいっぱいあるもん!!

グリーンに黄色が混じります
酸が強い
濃くがありまろやかな口当たり
ミネラリーでペッパーリー
微炭酸はあまり感じません


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2014年8月30日土曜日

トーマス・オット・グリュナー・フェルトリーナー ・アルテ・セッツェン2012

Thomas Ott Grüner Veltliner Alte Setzen 2012
オーストリアのワイン産地でも最も生産量の少ない産地の一つ、トライセンタール(Traisental)グリュナー・フェルトリーナー(Grüner Veltliner)です。

トライセンタールはオーストリア・アルプスを源とするトライセン川流域のワイン産地で、他の産地とは違う土壌が独特のミネラル感をワインにもたらします。
グリュナー・フェルトリーナーはミネラルを反映し易い品種ですので、この地のグリュナー・フェルトリーナーは他の産地とは違う独特の風味を持っています。

が、生産量が少ない。
しかも、大きなワイナリーがない。
ウィーンでさえ、なかなか手に入らないトライセンタールのワインです。

日本の皆様に飲んでいただきたい。
でも、定番輸入されているのは1ワイナリーだけ。。。

Kino_Sanは探しました。
そしてこのワインに出会いました。

トーマス・オットのグリュナー・フェルトリーナー、飲んでみる価値大です。

グリーンに黄色が混じります
ほとんど香りはなく、僅かにミネラルとペッパー
ミネラルがすっきり感をもたらし、後味の酸が爽やか

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2014年8月29日金曜日

トーマス・オット・ノイブルガー2013

Thomas Ott Neuburger 2013
ノイブルガーという品種はワッハウ(Wachau)原産です。
ドイツのフランケン地方でフランケンワインとして飲んだ事がありますが、ほぼオーストリア国内で生産されているのみって感じの品種です。
オーストリアの希少品種の一つです。

オーストリアワインってグリュナー・フェルトリーナー(Grüner Veltliner)が独り歩きしている感があります。生産量も圧倒的に多いので、オーストリアワイン=すっきり系の白的なイメージが出来上がっています。

でも、そうでしょうか?

実はオーストリアで多く栽培されている希少品種のほとんどが「マイルド系の白」なのです。
て、現地では結構飲まれています。

ノイブルガーはその代表的な品種でワッハウや南のテルメンレギオン(Thermenregion)など多くの産地で栽培されています。

で、これはトライセンタール(Traisental)のノイブルガーです。

グリーンに黄色が混じります
抜栓直後からフルーティな香りが
まろやかな口当たりですが、トライセンタール独特のミネラルがさわやかさをもたらします

美味しいよ~!!


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2014年8月28日木曜日

Kino_Sanのオーストリアワイン教室@マルゴ ルナソラ&ビステッカ グー

すっかりここでのお知らせを忘れておりました。
9月5日と6日に、東京でオーストリアワイン教室を開催させていただきます。

ホイリゲへ行こう!のお問い合わせも、Kino_Sanのワインショップ、ホイリゲへ行こう! オンライン・ショップ クラインケラーの会員も、実は関東方面が圧倒的に多いのです。
それに京都で開催しているオーストリアワイン教室も関東方面や他の地方から参加していただく方々が多いのが現状です。
そんなこんなを踏まえて、一度は東京でオーストリアワイン教室を開催してもいいんじゃないかと考えておりました。

で、いろいろ助けてくださる方々がいて、なんとか開催ということになりました。
9月5日と6日ともまだお席がありますので、参加をご希望される方はKino_Sanまでご連絡ください


Kino_Sanのオーストリアワイン教室
 ~オーストリアワイン最新情報&ちょこっとホイリゲ~

開催日:9月5日(金) 19:00〜
会場:マルゴ ルナソラ(丸の内のイタリアン)
参加費:10,000円(ワインと料理を含む、税込)
募集人数:10名程度

6月のオーストリアワイン研修の報告とKino_Sanのお得意のホイリゲ情報も満載です。

<試飲予定ワイン>
エフ・エックス・ピヒラー・グリューナー・フェルトリーナー・フラウエンワインガルテン・フェーダーシュピール2013
ドメーネ・ミュラー・デア・シルヒャー・リード・ブルクエック2013
アルフレッド・ライニッシュ・サンクト・ラウレント2009
日本未輸入ワイン2本
※参加者が増えた場合はワインを追加いたします。


オーストリアワインを楽しむ会

開催日:9月6日(土) 13:00~
会場:Bistecca goo(ビステッカ グー)(赤坂のイタリアン)
参加費:6,000円(ワインと料理を含む、税込)
募集人数:20名程度

東京のワイン倶楽部主催ですがだれでも参加可能です。
オーストリアワインの基本、他のヨーロッパのワインとの違いなどを説明いたします。

<試飲予定ワイン>
グリューナー・フェルトリーナー
リースリング
ツヴァイゲルト
ブラウフレンキッシュ
特別輸入ワイン4本程度
※ワインの銘柄はお楽しみです。




2014年8月27日水曜日

アルフレッド・ライニッシュ・ロートギプフラー2012

Alfred Reinisch Rotgipfler 2012
ロートギプフラーはオーストリアの地場品種でワイン産地テルメンレギオン(Thermenregion)の北部、グンポルスキルヒェン(Gumpoldskirchen)付近でしか栽培されていません。

※例外としてウィーン等でゲミッシュター・サッツ(Gemischter Satz)の1品種として栽培されていることはある。

オーストリアワインの代名詞グリュナー・フェルトリーナー(Grüner Veltliner)とは対局にある品種で、マイルドで粘っこく、中辛口に仕上げられている事が多い品種です。
ただし、後口にミントのような爽やかさの残る為、飲み心地は悪くありません。

この品種が何故グンポルスキルヒェン付近でしか栽培されていないのか?

それは病害虫に弱く、栽培条件が難しいからです。

なら、何故グンポルスキルヒェン付近では栽培できるのか?

それは「アルプスの最後の風」の恩恵です。

グンポルスキルヒェンの背後(西側)にある小高い丘はただの丘ではありません。
オーストリアの国土の大半を占めるヨーロッパアルプスの最後の丘なのです。

そう、そのなんてことない丘からはアルプスの最後の冷涼な風が吹いて来ます。
夏も冬も冷たい風が吹きます。

ロートギプフラーは病害虫に弱いのです。
でも、有機栽培したい、農薬は使いたくない、そんな葡萄農家はその風を利用します。
ロートギプフラーの間を「アルプスの最後の風」が通り抜けるように工夫します。
そして、頑固に有機栽培、無農薬(減農薬)を貫くのです。

グンポルスキルヒェンの葡萄の丘は途切れることなく隣の町プファフェステッテン(Pfaffstätten)へと続いています。
そこにも「アルプスの最後の風」は吹きます。

アルフレッドは静かに話してくれました。
「ロートギプフラーの為にプファフェステッテンに醸造畑を持ってるんだ。特別な畑なんだ。」

特別なロートギプフラーです。

黄色
濃くがあり、まろやか
スモーキーで後味のミントと酸のバランスが良い

アルフレッド・ライニッシュはKino_Sanのワインショップで独占販売中!!


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2014年8月26日火曜日

エフ・エックス・ピヒラー・リースリング・ブルグスタール・フェーダーシュピール2013

F.X.Pichler Riesling Burgstall Federspiel 2013
Kino_San的にはワッハウ(Wachau)のリースリング(Riesling)よりはカンプタール(Kamptal)のハイリゲンシュタイン(Heiligenstein)のリースリングの方が好きなのです。
でも、最近思うのは評価されているには評価されているだけの力がある。
ワッハウのリースリングの濃さの向こうにある旨味やポテンシャルの高さを再認識しています。

美味しいものは美味しい!!

グリーン
柑橘系の果物の香り
フルーティで後味にレモンのような爽やかな酸味

いいですね。

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2014年8月25日月曜日

アルフレッド・ライニッシュ・ロゼ2013

Alfred Reinisch Rosé 2013
サンクト・ラウレント(Sankt Laurent)100%のロゼです。

オーストリアのロゼワインは辛口で酸味が強い、というのが常識です。
だから、スッキリしていて夏向けワインというのが常識です。

が、灯台下暗し、テルメンレギオン(Thermenregion)の常識は全く違っていました。

ほのかに甘く、酸味も強くなく

どうも、テルメンレギオンではこれが主流なのです。

考えて見ればKino_San、長くテルメンレギオンに関わってきましたが、ロゼを飲んだ覚えがない。

正に、灯台下暗し

鮮やかなサーモンピンク
ふんわりとベリーの香り
ほのかな甘みと柔らかい酸味

次の特別輸入時に1ケース入れるかですね。
※アルフレッド・ライニッシュは定番輸入されていません。当店だけの特別輸入ワインです。



2014年8月24日日曜日

エフ・エックス・ピヒラー・グリューナー・フェルトリーナー・クロスターサッツ・フェーダーシュピール2013

F.X.Pichler Grüner Veltliner Klostersatz Federspiel 2013
Kino_Sanはエフ・エックス・ピヒラーを一時避けていました。
1990年代の日本で手に入るオーストリアワインは少なく、その一つがエフ・エックス・ピヒラーのワインだったのですが、あまり美味しいとは思えなかったのです。

でも、

久しぶりに飲むとミネラリーでクリアな美味しさに魅了されました。
そして、6月にワイナリーを訪問して、ワイナリーの在り方や人柄にも魅了されました。

ワインを造るのは土地と気候と人です。
人柄がワインにも出ると思います。

グリーンに少し黄色が混じります
フルーティな香り
微炭酸とミネラル、酸のバランスが絶妙

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2014年8月23日土曜日

ヴェーニンガー・ブラウフレンキッシュ・セイブリッツ

Weninger Blaufränkisch Saybritz
4月に開催されたAWAさんのセミナーで紹介されたワインです。
で、売切れてしまいました。

オーストリアのトップ赤ワインメーカー、ヴェーニンガーのワインですがとても希少価値なのです。
ヴェーニンガーはテロワールの異なる4つの畑を保有していますが、その中で最も小さい畑、アイセンベルク(Eisenberg)のセイブリッツで栽培された葡萄を使っています。

濃いすみれ色
ベリーの香り
優しいタンニンとバランスの良い酸味

正直な話、ヴェーニンガーの赤は濃すぎると思います。
それは赤が苦手なKino_Sanだからかもしれません。
でも、このワインは程良い濃さで旨味がいっぱいです。
まさにKino_San好みの一品です。

でも、売り切れちゃいました。


2014年8月22日金曜日

アルフレッド・ライニッシュ・グリューナー・フェルトリーナー2013

Alfred Reinisch Grüner Veltliner 2013
7月の初めに入荷した特別輸入ワインです。
1ケース(12本)輸入いたしましたが、残りは8月22日の時点で4本となっております。

グリュナー・フェルトリーナー(Grüner Veltliner)という品種は栽培条件がそれ程限られてはいませんので、オーストリアのワイン産地ならどこでも栽培されています。
日本にはカンプタール(Kamptal)ウァグラム(Wagram)特産的な品揃えで輸入されていますが、オーストリアではそんな感じもありません。
それでもテルメンレギオン(Thermenregion)の白ワインと言えばロートギプフラー(Rotgipfler)ツァファンドラー(Zierfandler)ウェルシュリースリング(Welschriesling)ノイブルガー(Neuburger)といった品種が一般的なので、ウィーンっ子でもグリュナー・フェルトリーナーをホイリゲで注文するのは稀だと思います。

でも、まぁ、栽培されていますし、ホイリゲのワインリストにも掲載されています。
栽培量は少ないですが。。。

黄金色にグリーンが混じります。
グリュナー・フェルトリーナーにしては珍しいフルーティな香り
濃い旨味とレモンのようなクリアな酸

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2014年8月21日木曜日

ツァーヘル・ゲミシュター・サッツ2013

Zahel Gemischter Staz 2013
6月のワイナリー訪問でサンプルとしていただいたワインです。
ツァーヘルではグリュナー・フェルトリーナー(Grüner Veltliner)に力を感じたのですが、ウィーンはやはりゲミシュター・サッツということで1本いただきました。

基本的には昨年のホイリゲと同じとのことです。

黄色
柑橘系の果物の香り
まろやかなレモンのような酸と南国のフルーツの甘みが少しします。
(基本的には辛口ワインです。)

昨年のホイリゲと言われると、そんな感じですね。
一昨年は置くと甘すぎて。。。だったのですが、昨年はいい感じに慣れてきています。

このワインはKino_Sanのワインショップでは販売しておりませんが、2014年のホイリゲの予約を受付けています。(ツァーヘルは8月31日まで)
今年は3つのホイリゲが輸入されます。
どのホイリゲを買おうか迷う、なんてオーストリアワイン好きにはたまりませんね。



2014年8月20日水曜日

番外編 紹介しなかったソースのワイナリー(ホイリゲ)

6月のオーストリアワイン研修&ホイリゲ取材の報告は昨日で終わりましたが、紹介しなかったワイナリーが1つだけあります。
参考ブログ

ここでは前置きが長くなりますがKino_Sanがワインショップを開業した理由も少し話させてください。
Kino_Sanが始めてオーストリアへ行ったのは1989年の夏です。
ホームステイさせていただいたお宅はワイン産地テルメンレギオン(Thermenregion)コッテングブルン(Kottingbrunn)という町の外れにありました。テルメンレギオンはKino_Sanが「ホイリゲ天国」と言っちゃうぐらいのホイリゲの多い地域で、毎夜パパとママにホイリゲへ連れて行かれたKino_Sanはすっかりホイリゲとオーストリアワインに魅了されて帰国しました。
が、そこには厳しい現実が待っていました。
日本でオーストリアワインを探すKino_San、リカーショップやデパートを歩き周りましたが、1本も見つける事はできませんでした。その後、ネットが発達してネット販売でオーストリアワインも購入出来るようになりましたが、安定供給には10年の月日が必要でした。
オーストリアワインを探すということはKino_Sanにとって、過酷な試練だったのです。

オーストリアワインを気軽に買えるお店

それがKino_Sanのワインショップ開業の思いです。
(いろいろ嫌な事もありましたが)

さて、Kino_Sanはホイリゲへ行こう!と言う、オーストリアのワイン産地の情報サイトを10年近く運営しています。
そこでもオーストリアワインが欲しいという方々の為に、オーストリアワインが買えるお店やサイトの紹介をしています。(それは今も変わりません。)
そのサイト紹介でそのワイナリーとのトラブルが発生しました。

そのワイナリーは日本からの注文に応じてワインを個人輸入という形で日本に売っています。
そのサイトをホイリゲへ行こう!で紹介しようとしたKino_Sanはサイトの管理者に連絡しました。その過程で誤解があったようで、「そのワイナリーには関わるな」と相手よりきついメッセージが送られてきました。
そんな理由でホイリゲへ行こう!でも紹介していませんでした。

Kino_Sanではなく、相手から「関わるな」と言われたのです。
だからKino_Sanはそのワイナリーに行きたくなかったし(相手が来るなと言っているも同じですよね)、試飲する意味もない(関わらない以上、売れないしね)と思っていました。
だからワイナリーでの試飲をお断りしたのですが、何故か(相手がKino_Sanを拒否しているのに)強引に連れて行かれるという、あまり嬉しくない状態に陥ってしまいました。

さて、このワイナリーのワイン、普通に美味しいです。
何回かホイリゲにもおじゃましていますので、ワインの味も安定していていいと思います。

でも、それだけでは売れません。

保有畑9haでは小さいのでインポーターの定番輸入は難しいですよね。

Kino_Sanおとくいの特別輸入では平行輸入されているので、「当店だけの販売」ではなく、取扱は遠慮したいところです。

ワインの品揃えにも「色」がありません。
テルメンレギオン特有の品種はありません。

Kino_Sanもワインショップを2年しています。
全然売れないショップですが、買っていただけるワインとそうでないワインの違いは分かってきました。
「色」が必要なのです。
美味しいだけでは売れないのです。

それにソース(Sooß)ではもう1ワイナリー訪問しました。
ソースで2ワイナリーは必要ないです。

紹介したい人にはいろいろ思いがあると思うのです。
でも、Kino_Sanにも思いがある。
何年もかけて作った思いがある。

でも、まぁ、美味しいワインを作っているワイナリーです。
個人輸入という形で送っていただけます。
ホイリゲもご機嫌にいい感じです。

それでいいんじゃないかな。



2014年8月19日火曜日

ホイリゲ・コマダ Buschenschank Komada

利用:2014年6月24日
ワイン産地名:ウィーン(Wien)
所在地:シュタマースドルフ(Stammersdorf)
サイト:なし
住所:Steidlgasse 1
TEL: (01) 292 21 96
ホイリゲの建物
ホイリゲが多いシュタマースドルファー通り(Stammersdorferstraße)から少し逸れた道にあるホイリゲです。逸れたと言ってもシュタマースドルファー通りからもホイリゲの建物は見えます。
庭の席
それ程大きなホイリゲではなく、庭の席も細長く、室内の席もこじんまりとしています。

ここでは厨房から肉叩きの音が響いていました。
鶏のウインナー・シュニッツェル
皆さんが頼んでいるのも例のあれ、と思ったら、実は鶏のウインナー・シュニッツェルでした。
鶏なのでさっぱりしていて、皆さんが頼むのもどうりって感じで美味しかったです。
今回のオーストリア出張最後のディナーはこれとなりました。

ここでは、ワイン1/4L、ミネラルウォーター、鶏のウインナー・シュニッツェルで12.7ユーロでした。
安いと思います。

ひとりぼっちでぼんやりと、でも美味しくいただきました。



2014年8月18日月曜日

ホイリゲ10番地のマリー Heuriger 10er Marie

利用:2014年6月24日
ワイン産地名:ウィーン(Wien)
所在地:オッタークリンク(Ottakring)
サイト:http://www.fuhrgassl-huber.at/10er-marie/
建物
このホイリゲはオッタークリンクというビールではかなり有名ですがホイリゲではあまり有名でない地域にあります。
フルーガッスル・フーバー(Fuhrgassl-Huber)とい大手ワイナリーのチェーン店(という言い方もありかな?)の一つです。
チェーンかぁとバカにしないいでくださいね。
このホイリゲはウィーンで一番古いホイリゲなのです。
食事とホイリゲ
チェーンなので家族経営ではありませんが、お店に方達は由緒あるホイリゲで働いている事に誇りを持っているような感じがします。
テーブルの担当の方も食事を売る方もキビキビしていて対応が良く、気持よく利用する事ができました。
庭の席
利用者は観光客らしきグループが多かったのですが、地元の方らしい人もポツリポツリといました。
豚のローストとポテトサラダ、ホイリゲ1/8Lとゲシュプリッター(G’spritzer)で10.18ユーロでした。

何時も満席状態のホイリゲです。
夕食時は予約した方が無難です。



2014年8月17日日曜日

ホイリゲ・アィシャース Eischer's

利用:2014年6月24日
ワイン産地名:ウィーン(Wien)
所在地:ノイシュティフト・アム・ウァルデ(Neustift am Walde)
サイト:http://www.eischer.at/
お店全景
ホイリゲの多いラート通り(RathStrasse)に面したホイリゲです。
一番賑やかな部分からはちょっと奥になるので、静かな雰囲気はあります。
室内の席
ここはランチを食べた後で小腹も空いていなかったのでゲシュプリッター(G’spritzer)を一杯飲んだだけで退散しました。
ゲシュプリッター一杯は2ユーロでした。
庭の席



2014年8月16日土曜日

ツム・マルティン・セップ Zum Martin Sepp

利用:2014年6月24日
ワイン産地名:ウィーン(Wien)
所在地:グリンツィング(Grinzing)
サイト:http://www.zummartinsepp.at/
建物 古めかしい感じですが
路面電車のグリンツィング駅等に大きな広告を出している、いわゆる「ホイリゲ風レストラン」です。
火曜日のお昼に営業しているホイリゲがここしかなかったので入りました。
観光案内で紹介される入口
グリンツィングは観光客相手のホイリゲしか残っていませんが(一部例外あり)、ここまでひどいホイリゲがあるとは思いませんでした。
「ぼったくりホイリゲ」と言っても問題はないと思います。
ホイリゲ料理は日本式のバイキング
ワインの価格はほぼ2倍、ホイリゲ料理は食べ放題の日本式のバイキングなので、かなり食べないと元が取れません。(普通に食べたら倍近い価格になります。)
庭の席
テーブル担当は対応が悪く、殆ど客がいないのに、なかなかオーダーを取りに来てくれません。
室内の席
二度と入りたくないホイリゲです。
皆様も利用しないように気を付けましょう。

現在のウィーンでは月曜日~水曜日に営業しているホイリゲは極めて少ないです。
ランチとなるともっともっと少なくなります。
ウィーンのホイリゲでこの期間にランチを取りたいなら、シュタマースドルフ(Stammersdorf)に行くのがベターです。



2014年8月15日金曜日

ホイリゲ・クラガー Weingut Klager

利用:2014年6月23日
ワイン産地名:ウィーン(Wien)
所在地:シュタマースドルフ(Stammersdorf)
サイト:http://www.weingutklager.at/weingutklager/home.html
ホイリゲ入口
ホイリゲの多いシュタマースドルファー通り(Stammersdorferstraße)の最も東の端(路面電車の駅から最も遠い)位置にあるホイリゲ&ワイナリーです。
2012年のベスト・ホイリゲにも選出したように、ワインの味もしっかりしており、料理も美味しいホイリゲです。
庭の席
ここではウィーンの友人と待ち合わせしていました。
美味しいワインと美味しい料理があるので、ついつい長居してしまいましたが、目的はそれだけではありませんでした。
料理
ここのワインは美味しいので特別輸入出来ないか当主のゲルハルト(Gerhard)氏とお話をさせていただきました。
小ロットでもインポーターさんとコンタクトできれば可能との事、少しだけ試飲させていただきました。
ゲルハルト氏
ゲミッシュター・サッツ(Gemischter Satz)は勿論美味しかったのですが、ここでもクリアな酸のグリュナー・フェルトリーナー(Grüner Veltliner)の美味しさに驚かされました。



2014年8月14日木曜日

ハイサン・ノイマン Weingut Hajszan Neumann

訪問:2014年6月23日
ワイン産地名:ウィーン(Wien)
所在地:ハイリゲンシュタット(Heiligenstadt)
ワイナリーのサイト:http://www.hajszanneumann.com/
ワイナリーの建物
ハイリゲンシュタットのグリンツィンガー通り(Grinzinger Straße)にレストランを兼ねた建物があるワイナリーです。
今年の春にヴィーニンガー(Weingut Wieninger)に買われました(出資?)が経営はそのままで、ヴィーニンガーのアドバイスを受ける感じになっています。
こちらはヴィーニンガー訪問時に葡萄畑の見学のついでに案内していただきました。
ノイマン氏(左)とヴィーニンガー氏(右)
ワイナリーの建物をレストランに改装したらしく、ケラーの見える席はワイン好きにはたまりません。
レストランの席
ここではヴィーニンガーのフリッツにワイナリーの内部を案内していただき、1アイテムだけワインを試飲させていただきました。
レストランの奥には
日本のインポーターとの契約も出来たみたいですので、ハイサン・ノイマンのワインも日本で飲めるようになります。

<Gemischter Satz 2013>
グリュナー・フェルトリーナー、ピノ・ブラン、リースリング
黄色
酸がクリアで旨味がある、飲みやすいワイン

次回はレストランで食事がしたいです。



2014年8月13日水曜日

ヴィーニンガー Weingut Wieninger

訪問:2014年6月23日
ワイン産地名:ウィーン(Wien)
所在地:シュタマースドルフ(Stammersdorf)
ワイナリーのサイト:http://www.wieninger.at/
ワイナリー入口
以前からホイリゲの多いシュタマースドルファー通り(Stammersdorferstraße)に面してワイナリーの建物はあったようなのですが、昨年に新しい建物も完成し、結構目立つようになりました。
試飲室とショップが入る新しい建物
でも、素晴らしいケラーのある古いワイナリーの建物もそのまま残してあります。
ホイリゲと住宅が入り混じり過密な感じのするシュタマースドルファー通りではかなり大きな敷地を占めています。
古いワイナリーのケラー
当主フリッツ氏にワイナリー内部と試飲、車でビサムベルク(Bisamberg)とヌスベルク(Nußberg)の畑を案内していただき、彼が買い取ったワイナリー、ハイサン・ノイマン(Hajszon Neumann)まで連れて行っていただいたあげく、その後友人とシュタマースドルフのホイリゲで待ち合わせしていた為、再びシュタマースドルフまで送っていただきました。
ワイナリー内部
フリッツはホイリゲを営む小さな葡萄農家を引き継ぎましたが、葡萄農家というよりはビジネスマン的手腕でワイナリーを運営しているようです。
社員に醸造責任者を任せ、親から引き継いだホイリゲは弟さんが営んでいます。
フリッツ
Kino_Sanのような小物に半日も付き合うのも、ビジネスマン的センスだとも思います。
それでも葡萄畑を案内していただいた時に語る思いは、やっぱり葡萄農家なんだと思いました。
また、自身のワイナリーだけでなく、ウィーンのワイナリーの水準を上げるのにも一役かっているフリッツは他のワイナリーのいい所を話の中に必ず入れます。
すごい人だと思います。
試飲中
ここでもゲミッシュター・サッツ(Gemischter Satz)グリュナー・フェルトリーナー(Grüner Veltliner)を中心に試飲し、ウィーンのグリュナー・フェルトリーナーに感激したKino_Sanでした。

<Wiener Gemischter Satz 2013 DAC>
黄色にグリーンが混じる、フルーティな香り
酸が強い、レモンかな?

<Wiener Gemischter Satz DAC Bisamberg 2013>
ピノ・ブラン、ピノ・グリ、シャルドネ
黄色、強い酸と旨味

<Nußberg Aite Reben 2012>
黄色、アロマが強い、14.5%
強いミネラルがあり、Kino_San的には濃すぎる

<Wiener Gemischter Satz DAC Rosengartl 2013>
黄色、アロマがふわりと香る(上品)
旨味と柔らかい酸でバランスがいい

<Grüner Veltliner Herrenholz 2013>
黄色、ミネラリーで甘くない柑橘系の酸(かぼすとか)

<Grüner Veltliner Kaasgraben 2013>
黄金色、味と香りに膨らみがあり、クリアな酸

<Riesling Wien 2013>
黄色にグリーンが混じる、かぼすのような酸だが飲み心地は柔らか

<Riesling Nußberg 2013>
黄色、旨味は濃く、酸とのバランスが絶妙

<Chardonnay Select 2012>
黄色、ちょっといぐみが強い、樽香りも強い

<Pinot Noir Select 2011>
ピンク、タンニンが強い

<Pinot Noir Grand Select 2011>
ピンク、タンニンが優しく、チョコとベリーも感じる

<St. Laurent Grand Select 2011>
すみれ色、タンニンが強いけど後味は悪くない

<Wiener Trilogie 2011>
ツヴァイゲルト、メルロー、カルヴェネ
ピンク、ツヴァイゲルトの味が強い、タンニンが強い

<Beerenauslese Bisamberg 2013>
ミュラートゥルガウ、シャルドネ、リースリング
甘いけど、いい感じの味です。
(甘いの苦手なので、評価させないで)

ヴィーニンガーのワインは輸入されているもの全てがKino_Sanのワインショップで販売中です。



2014年8月12日火曜日

ホイリゲ・ワインドルファー Weinbau & Heuriger Weindorfer

利用:2014年6月23日
ワイン産地名:ウィーン(Wien)
所在地:マウワー(Mauer)
サイト:http://www.weindorfer.at/
入口、庭の席が見える
マウアー・ランゲ・ガッセ(Maurer Lange Gasse)で路面電車を降りて、少し東に歩いたところにある大きなホイリゲです。
入口から庭の席が良く見えるので以前から気になっていましたので、軽いランチを食べに入りました。
葡萄の葉が影を作る庭の席
庭の席の上には葡萄の葉が茂り木陰を作っています。
早い時間帯の利用でしたので常連らしい方が何組かゆったりとワインを楽しいんでおられました。
料理を売るカウンターと室内の席
大きなホイリゲですので料理を売るカウンターも大きく、料理の種類も豊富です。
室内の席も広そうです。(じっくりは見ていない)
軽いランチ
ワイン1/8Lとミネラルウォーター、野菜のフライ、キャベツのサラダで7.2ユーロでした。
まぁ、いい感じです。



2014年8月11日月曜日

ツァーヘル Weingut Zahel

訪問:2014年6月23日
ワイン産地名:ウィーン(Wien)
所在地:マウワー(Mauer)
ワイナリーのサイト:http://www.zahel.at/
次期当主 アレクサンダー氏
当主はリヒャルト(Richard)氏ですが、現在は次期当主のアレクサンダー(Alexander)氏(通称アレックス)が醸造責任者とマーケティング責任者を兼ね、ワイナリーを運営しています。
ワイナリーとホイリゲの建物は23区リーシング(Liesing)のマウアー地区にありますが、葡萄畑はマウアーの他にヌスベルク(Nußberg)とオーバーラー(Oberlaa)、シーヴェリンク(Sieverring)の市内4箇所に所有しています。
ワイナリーから見たホイリゲの建物
直営のホイリゲは人気が高く予約なしでは席を確保する事は殆ど無理です。
ホイリゲはワインの美味しさに定評があり、料理も美味しい事で有名です。
ワイナリー地階のステンレスタンク
訪問時はワイナリー内部の見学、試飲室での試飲、マウアー地区の葡萄畑の案内をアレックスにしていただきました。
有名ワイナリーなのですが、ワイナリーの建物は小さく、地階のステンレスタンクやバリック(小樽)は所狭しといった感じで置かれていました。
小樽
有機栽培、減農薬(殆ど使用していない)の畑を案内中のアレックスからは彼のワイン造りへの情熱が感じられて、頼もしい感じがしました。
マウアーの畑
試飲して感じたとこ、というかこの後のウィーンのワイナリー4軒で感じた事ですが、グリュナー・フェルトリーナー(Grüner Veltliner)がクリアな酸と程よいミネラルでとにかく美味しい。
ウィーンのグリュナー・フェルトリーナーってこんなに美味しかったかと驚きの連続でした。
が、日本には入ってきてないのです。
試飲させていただいたワイン
<Gemischter Satz Sekt>
シャルドネ、ビノ・ブラン、ピノ・グリ、トラミナー
グリーンの混じる黄色
ファーストに少々のいぐみを感じるけど、後口はすっきり

<Gemischter Satz 2013>
グリュナー・フェルトリーナー、リースリング、シャルドネ
グリーン
柑橘系の酸、すっきり感がありホイリゲのホイリゲらしい

<Grüner Veltliner Goldberg 2013>
グリーン
ミネラルが強すぎす、酸と絶妙のバランス
アレックス曰く、オーバーラーの畑がグリュナー・フェルトリーナーにはベスト

<Gemischter Satz DAC 2013>
グリュナー・フェルトリーナー、リースリング、シャルドネ、ピノ・ブラン、ピノ・グリ、トラミナー
ヌスベルク、オーバーラー、マウアーの畑のブレンド
クリーム色、フルーティな香り
甘くない柑橘系の酸、ミネラリーでクリーミィ

<Gemischter Satz Nussberg DAC 2013>
6ヶ月 ステンレスタンクで保存
クリーム色、フルーティな香り
酸が弱く感じるけど、後口にレモンのような酸、フルーティでミルキー

<Gemischter Satz Nussberg 2013>
8品種
黄金色
ミネラルと旨味が強い

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